フロッピーディスクを月200枚使用…岩国市の“時代遅れ”業務を大転換した「経理DX」
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職員の重すぎる負担…課題は「脱フロッピー」「脱ISDN」
岩国市役所 出納室は、市の会計を管理する重要な部署だ。同部署では長年、歳出にあたる「総合振込と職員への給与振込」、歳入にあたる「税金などの口座振替」について、フロッピーディスクを使って金融機関とデータをやり取りしていた。具体的には、総合振込と給与振込については、各担当課から出納室にフロッピーディスクが持ち込まれ、出納室でデータを確認したあと、市役所内にある指定金融機関の出張所にフロッピーディスクを手渡し。一方の口座振替については、固定資産税や市民税などの口座振替データをフロッピーディスクに保存し、金融機関を2~3カ所ずつ割り当てて各担当課の当番制で持ち込んでいた。岩国市役所 出納室出納班 主事 梅川 絵里子氏は次のように説明する。
「月末および25日の月2回振替のため、事前に12の金融機関へフロッピーディスクを持ち込んでいました。公用車を手配して金融機関を回る必要があるため、移動時間、窓口での待ち時間を合わせると一つの金融機関でも1時間程度かかり、大きい負担となっていました」(梅川氏)
同市では、こうした業務運営による職員への負担が課題となっていた。それに加え、金融機関とのやり取りに利用していたINSネットディジタル通信モードが2024年1月に終了。それに代わる仕組みも急務の課題に挙げていた。これらの課題を解決するため、デジタル化を進め、DXによる業務改革に取り組むこととなった。
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