- 2021/11/17 掲載
米ウォール街、年末賞与が09年以来最高の見通し 投資銀伸びる
それによると、今年の現金と証券を含む年末賞与は、大半が減少した昨年を大きく上回るとみられている。
賞与増は、政府の景気刺激策により世界の株式市場で株価が過去最高に上昇する中、取引案件の成立やトレーディングが記録的水準に達したことが反映された。
賞与は、投資銀の引受関係が35%、また投資銀の助言や株式売り出し、トレーディング関係も20─30%の伸びが予想されている。
ジョンソン・アソシエーツのマネジングディレクター、アラン・ジョンソン氏は、「今年のウォール街の賞与シーズンは記録的水準になるだろう。投資銀、資産運用、代替投資を含む事実上全ての金融サービス部門の業績が最高水準となっている。これに伴い、賞与増加幅は(2007─09年の)グレート・リセッション前以来の伸びになる」と述べた。
プライベートエクイティ(PE)や資産運用会社、ヘッジファンドの従業員と経営・人事担当者の賞与は2桁代の増加が見込まれている。
一方、リテールおよびコマーシャルバンキング部門の従業員の賞与の伸びは5%にとどまる見込み。債権販売担当者やトレーダーへの報酬は、昨年並みかやや少なめになると予想されている。
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