- 2021/11/17 掲載
米ウォルマート、通期業績見通し上方修正 堅調な年末商戦見込む
通期の米既存店売上高は6%増超と予想。従来見通しは5─6%増としていた。通期の調整後1株利益は約6.40ドルとし、従来の6.20─6.35ドルから引き上げた。
年末商戦を控え、米在庫は11.5%拡大。ウォルマートは商品の移動に自社の船舶を利用している。
合わせて発表した第3・四半期決算は、米既存店売上高(燃料除く)が9.2%増と、リフィニティブのまとめたアナリスト予想の7.04%増を上回った。食料品の需要拡大や来客数の増加が寄与した。
一方、粗利益率は42ベーシスポイント(bp)低下した。
総売上高は4.3%増の1405億3000万ドル。調整後の1株利益は1.45ドルで、市場予想の1.40ドルを上回った。
エバーコアのアナリスト、グレッグ・メリヒ氏は、供給制約やインフレ高進による影響で、ウォルマートの第4・四半期(11月─来年1月)の米粗利益率が10─30bp低下する可能性があると予想した。
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