- 2021/11/16 掲載
官製「いつまでやるのか」=賃上げ、企業が判断―桜田同友会代表幹事
経済同友会の桜田謙悟代表幹事は16日の定例記者会見で、政府が経済界に賃上げを要請するいわゆる「官製春闘」について見解を問われ、「いつまでやるのかと正直感じる」と述べた。「『官製』によって新しい資本主義が出てくるものではない」とも語り、利益を従業員に分配する賃上げは企業の自主的な判断に委ねられるべきだとの考えを示した。
桜田氏は「どういう思いで賃金を上げたのかを各経営者が株主など利害関係者に責任を持って説明できるものであるべきだ」と強調した。その上で、「最高益を出している企業は、少なくともその成果の配分を重要な利害関係者である従業員に支払う用意があると感じている」と指摘した。
【時事通信社】 〔写真説明〕記者会見する経済同友会の桜田謙悟代表幹事=16日午後、東京都千代田区
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