- 2021/08/02 掲載
国保旭中央病院と日本IBM、ヘルスケアサービス向けデジタルサービス情報基盤構築開始
社会全体でデジタル・トランスフォーメーションが唱えられる中、ヘルスケア領域においても、利便性向上、業務効率化、利用者満足度の向上を実現するためのデジタルを駆使したサービスの提供が重要となっています。また、従来にない付加価値の高い新サービスを創出するためには、業界横断的な連携が不可欠です。そのため、柔軟かつ容易にサービスを提供できる情報基盤を構築し、価値あるサービスを開発していくことが求められています。
取り組みの第一弾として、民間保険会社への保険給付に必要とされる診断書・証明書の発行をデジタル化するサービスの共同開発を目指します。これにより、保険給付の手続きを行う患者様は、診療データの入力が容易になるほか、紙での申込みや受け渡しなどが省略されるなど利便性が向上します。また医療機関では患者様との手続きが簡略化されたり、必要なデータをデジタルで入手できることにより、事務効率化や業務の流れの最適化を図ることができます。さらに、将来的に保険会社と連携した場合には、給付側の業務効率の向上や給付に必要な時間短縮といった効果が見込まれます。
国保旭中央病院は、現在、IBM Clinical Information Systemを活用した電子カルテシステムを利用しています。ヘルスケアサービス向けデジタルサービスプラットフォームはIBMのパブリッククラウドであるIBM Cloud上で稼働し、既存システムと安全に連携される仕組みを実装します。また、国際標準規格のFHIR(R)に準拠したサービスで標準化することにより、共通サービスとして利用できるよう検討します。
国保旭中央病院と日本IBMは、ヘルスケアサービス向けデジタルサービスプラットフォームを基盤としたサービスを広く医療機関、保険会社向けに拡張していくことを検討し、社会実装に向けた業務と実装の解決に共同で取り組みます。
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