• 2021/08/02 掲載

中国7月製造業PMIは50.3、昨年4月以来の低水準=財新

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
[北京 2日 ロイター] - 財新/マークイットが2日発表した7月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.3と、6月の51.3から低下し、昨年4月以来の低水準となった。製品の値上がりなどで需要が1年ぶりに減少したことが響いた。

ロイター調査のアナリスト予想では51.1への低下が見込まれていたが、それ以上に低下した。

PMIは50が景況改善・悪化の分岐点となる。

中国経済は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)に伴う打撃からほぼ回復したが、ここ数カ月は原材料コストの上昇など新たな課題に直面している。原材料コスト高は製造業の利益を圧迫しており、政府はコモディティー価格高騰を抑制する取り組みを強化しつつある。

中国国家統計局が週末に発表した7月の製造業PMIも前月から低下し、昨年2月以来の低水準となっていた。

財新智庫のシニアエコノミスト、王哲氏はPMIとともに発表したコメントで「中国経済は引き続き巨大な下押し圧力にさらされている」とし、製品価格の上昇が特に消費財や中間材の需要を後退させたと指摘した。

7月PMIでは、新規受注指数が大幅に低下し、昨年5月以来初めて節目の50を下回った。生産指数も低下し、50は上回ったものの、昨年3月以来の低水準となった。

投入価格は前月からペースが鈍化したものの、引き続き上昇。生産価格をはるかに上回るペースで上昇し、企業の利益を圧迫している。

PMI調査の回答企業は、原材料価格、特に工業用金属の価格の高止まりを指摘した。

財新智庫の王氏は「市場の需要が製品価格に敏感に反応することが、企業の価格決定力を限定した」と分析した。

7月の輸出受注は前月からやや改善したが、コロナ禍で外需が落ち込む中で緩やかな回復にとどまった。

雇用は4カ月連続で改善したが、こちらもペースは緩やかだった。

一方、今後1年の景況感を示す指数は1年3カ月ぶり低水準に悪化した。

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます