- 2021/07/30 掲載
主食用米、在庫が高止まり=転作進展も需要低迷
農林水産省が29日に示した主食用米の今年6月末の在庫量は、価格に影響しない適正水準を大きく上回り、219万トン(速報値)に積み上がった。2021年産米では飼料用などへの転作が進み、米価の大幅な下落は避けられる見通しだが、コメの需要は引き続き低迷する見込み。来年の在庫も適正水準を上回り、高止まりの状況が続きそうだ。
農水省によると、今年6月末時点で主食用米からの転作が行われた作付面積は、6万2000~6万5000ヘクタール。過去最大規模の転作が進んだ15年(6万8000ヘクタール)に次ぐ水準で、これにより21年産米の生産量は700万トンを割る見通しとなった。
【時事通信社】
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