- 2021/02/26 掲載
アストラゼネカCEO、EU向けコロナワクチン供給計画で確約せず
同社は第1・四半期のEU向けワクチン供給量を計画から大幅に削減。米国や英国と比べてワクチン接種が進んでいないEUは、アストラゼネカによるワクチン供給の遅れを批判し、増産を繰り返し要求している。
ソリオ氏は公聴会で「われわれは供給体制の改善に昼夜取り組んでおり、第2・四半期についてはできれば計画に追いついてほしい」と語った。
EUとの契約では、アストラゼネカは6月末までに3億回分のコロナワクチンを供給する計画。第2・四半期には1億8000万回分のワクチンを供給する契約だが、ソリオ氏はこの目標には言及しなかった。代わりに、第2・四半期には米国などEU域外の工場を使って増産が可能だと語った。
ソリオ氏はまた、3月末までにコロナワクチン4000万回分をEU向けに確保することに努めていると述べた。だが、この数字は契約に基づく第1・四半期の供給量の半分にも満たない。
ソリオ氏は、EU域内で生産されたワクチンの大半はEU向けに出荷されていると説明した。
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