- 2021/02/26 掲載
CTC、伊藤忠商事の北米現地法人へ次世代ERP「SAP S/4HANA Cloud」を提供
伊藤忠商事の海外現地法人では、基幹システム(ERP:Enterprise Resource Planning)としてSAP ERPを2003年から導入し、現在、世界24カ国、約50拠点で活用しています。伊藤忠商事は、2018年に本社基幹システムのSAP S/4HANA®への移行を完了しており、これに引き続き、今回、海外現地法人の業務プロセス全体のデジタル化、イノベーション創出のための機能拡張、堅固なプラットフォームの構築を目的として海外現地法人の基幹システムをSAP S/4HANA Cloudに移行することを決定しました。
SAP S/4HANA CloudはSAP社が提供する、SaaS型のクラウドERPサービスです。多言語対応や各国の会計基準にも対応しており、海外での導入がスムーズに行える特徴があります。SaaS型のため、ユーザーは、資産を持たずに利用でき、ERPシステムのアップデートまで行われる点も特徴です。
今回のプロジェクトは伊藤忠商事、伊藤忠商事の海外IT事業会社 CISD(ASIA).,LTD.、CTCの3社共同で進めました。ITOCHU Internationalを含めた海外現地法人では、多種多様な事業があり、柔軟な変更を可能にするため、現行の業務をSAP S/4HANA Cloudの標準機能に合わせていくアプローチを採用しました。
CTCは、現行システムを調査して、SAP S/4HANA Cloudの導入におけるアドオン開発の削減やインターフェース(画面)の統合などを、オフショア開発も利用して実施しました。更に、BACKOFFICE ASSOCIATES JAPAN株式会社(本社:米国、BackOffice Associates)の、SAP S/4HANA 移行ソリューション「SAP Advanced Data Migration by Syniti, Cloud Edition」を利用し、旧システムからの効率的なデータ移行も実現しています。
CTCは、SAP S/4HANAの提供で蓄積したノウハウをベースに、導入検討から最新技術によるシステム移行、周辺システムの構築、運用業務までのトータルなソリューションでお客様サービスの更なる向上に貢献していきます。
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