- 2021/02/26 掲載
テスラ、米工場でモデル3を2週間減産=関係筋
[25日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラは2月22日から3月7日までの2週間、「モデル3」セダンの生産を減らす計画だ。2人の関係筋が25日、ロイターに明らかにした。
テスラ製品への需要が鈍化しているほか、半導体不足が生じている。
生産調整の理由は不明という。ただ、1人の関係筋は半導体不足が影響している可能性があるとの見方を示した。
テスラの株価は25日、約8%安の682.22ドルで引けた。
同社からのコメントは現時点で得られていない。
テスラは1月、世界的な半導体不足や港湾施設での物流の混乱によって一時的に影響を受ける可能性があるとの見方を示していた。
また、韓国のサムスン電子は先週、寒波による停電でテキサス州の工場の操業を休止したことを明らかにしている。サムスンは同工場の顧客を公表していないが、テスラは2019年に、自動運転向け半導体がサムスンのテキサス工場で製造されていると述べていた。
半導体不足を巡っては、ゼネラル・モーターズ(GM)やフォルクスワーゲン(VW)、フォード・モーターなど複数の自動車メーカーが生産調整を余儀なくされる事態となっている。
テスラのマスク最高経営責任者(CEO)は25日、ツイッターへの投稿で、カリフォルニア州フリーモント工場が「部品不足」のため、今週に2日間稼働を停止し、24日に再開したと明らかにした。これ以上の詳細には言及していない。
モデル3を巡っては、フリーモント工場で生産ラインが休止されるとブルームバーグが先行報道していた。
今回の休止がテスラの生産台数や売上高にどの程度の影響を及ぼすかは不明。フリーモント工場はモデル3と「モデルY」を合わせて年間50万台の生産能力を持つ。
*内容と見出しを更新し、カテゴリーを追加しました。
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