独消費者信頼感指数、3月は-12.9　予想上回る＝ＧｆＫ

［ベルリン　２５日　ロイター］ - ドイツの市場調査グループＧｆＫが発表した３月の独消費者信頼感指数はマイナス１２．９と、市場予想を上回った。昨年１０月以降で初の上昇となった。

新型コロナウイルスの流行に伴うロックダウン（都市封鎖）が近く緩和されるとの見方が強まった。調査は２０００人を対象に実施した。

ロイターがまとめた市場予想はマイナス１４．３。２月の改定値はマイナス１５．５。

ドイツ政府は少なくとも３月７日までロックダウンを継続する計画。メルケル首相は、ロックダウンの段階的緩和について、３月３日に各州の首相と協議する見通し。

ＧｆＫの研究員ロルフ・ビュルクル氏は「最近の感染率低下やワクチン接種の開始で、ロックダウンの速やかな緩和への期待が広がっている」と指摘。

ただ、消費者心理の持続的な回復には、ロックダウンが実際に解除され、店舗・ホテル・飲食店の営業が再開されることが条件になるとの認識を示した。

ロックダウンが３月７日以降も延長されれば、急速な回復の可能性が低下し、消費者にとって厳しい状況が続く見通しという。