- 2021/02/09 掲載
1月豪企業信頼感指数は上昇、景況感指数は低下でも長期平均上回る
1月の企業信頼感指数は前月の倍のプラス10に上昇。景況感指数はプラス7と、記録的な高水準だった前月のプラス16から低下した。
景況感指数は感染状況が特に深刻だった4月にマイナス34を記録したが、その後改善が続き、11月以降は長期平均のプラス6を上回っている。
1月の販売を示す指数は前月の半分のプラス11に低下。収益性を示す指数は4ポイント低下しプラス9、雇用を示す指数は7ポイント低下しプラス3となった。
NABのチーフエコノミスト、アラン・オスター氏は「景況感指数は12月の高水準から低下したものの、企業はより楽観的に新たな1年のスタートを切ったようだ」と指摘。「雇用が引き続きプラス圏を維持したことは重要だ。全体として企業はまだ労働力を拡大している」と述べた。
1月の設備稼働率は81.0%にやや上昇し、コロナ流行前の水準近辺となった。NABのオスター氏は「需要が上向き、企業が雇用や投資を通じた設備投資の拡大を検討するにつれ、設備稼働率は今後数カ月で一段と上昇する」との見方を示した。
1月の投資を示す指数はプラス1となり、コロナ流行後で初めてプラスを記録した。
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