- 2021/02/08 掲載
ヤフー、アプリやスマートフォンブラウザーで指紋・顔認証を利用したログインに対応
従来、Webサービスやアプリのログインは、IDとパスワードを用いて行うことが一般的でした。しかし、ユーザーが使うWebサービスやアプリが増える中、すべてのサービスのIDとパスワードを管理することは難しくなっています。また、パスワードなどの詐取を狙ったフィッシング詐欺や、第三者が不正に入手したIDとパスワードのリストをもとに不正ログインを試みる「パスワードリスト型攻撃」などのサイバー犯罪も増加し、利便性・安全性の両面から、IDとパスワードを使わない"次世代の認証方法"への移行の必要性が増しています。
Yahoo!JAPANでは、2017年からSMSを使用したパスワードを使わないログイン方法の提供を開始しました。その後、2018年にはAndroidのWebブラウザー経由のログインの生体認証対応、2019年には一部iOSアプリの生体認証対応、2020年にはiOSのWebブラウザー経由のログインの生体認証対応など、ユーザーの利便性・安全性向上のため、パスワードを使わない認証方法の導入を進めてきました。その結果、現在ではアクティブユーザーの半数以上が、パスワードを使わない認証方法(SMS、生体認証)を利用しています。
今回、Yahoo!JAPANアプリ(Android版)をはじめとするアプリおよびスマートフォンのWebブラウザーへの生体認証の導入が完了し、より多くのユーザーがより多くのシーンで、利便性・安全性の高い生体認証を利用できるようになりました。
生体認証は、世界で次世代認証の標準化を提唱する業界団体FIDOアライアンスが策定した「FIDO2」の規格にのっとっています。なお、iOSのWebブラウザー「Safari」へのFIDO2規格にのっとった認証方法の商用サービスへの導入は、Yahoo!JAPANが世界で初めて実現しました。
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