• 2020/11/23 掲載

EXCLUSIVE-米、軍関連で中国企業89社の取引原則禁止へ ロシアの28社も

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
[22日 ロイター] - トランプ米政権は、航空宇宙分野などの中国企業89社について、軍に関連しているとして、米国の製品や技術の購入を制限することを検討している。米商務省が策定した規制案と、対象企業リスト案をロイターが確認した。

この草案には、ロシア企業28社もリストアップされ、合計すると117社となる。リストアップはまだ途中で、117社の選定は第一段階としている。

トランプ米政権は数カ月前から中国への圧力を強めており、今月12日には、中国軍が所有または支配していると見なされる中国企業への投資を禁止する大統領令を発表した。

このリストが公表されれば、米中の緊張が一層高まり、航空機分野など中国と取引がある米企業には打撃となる可能性がある。

米商務省の報道官はコメントを差し控えた。中国外務省に取材したが、現時点でコメントは得られていない。

米商務省は、軍関連の中国およびロシアの企業を特定し、これらの企業に米企業が部品などを供給する場合は政府にライセンスの申請を義務付ける規則案を策定した。規則案によると、その申請は、却下される可能性の方が大きいという。

規則案に含まれるリストには、ボーイングやエアバスを追う中国の取り組みを代表する中国商用飛機有限責任公司(COMAC)や、中国航空工業集団(AVIC)とその関連企業10社が入っている。ロシア企業では、航空機メーカーのイルクートが含まれる。

ワシントンの通商関連弁護士で元商務省の当局者のケビン・ウルフ氏によると、商務省は規則案を産業の代表者らの技術的助言委員会に開示したが、それは機密扱いになっている。

ロイターが確認したルール案で、商務省は、米国の技術がリストアップした企業にわたるのを管理するのは「国家の安全保障上の利益を守る上で不可欠」と説明している。

しかし、元米当局者は「ただリストを作成し実施するのは挑発的行為」と指摘。航空宇宙業界関係者は、中国の報復行動をあおる可能性があると述べた。

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます