- 2020/11/10 掲載
大戸屋、債務超過15億円=新経営陣が損失処理加速―9月末時点
定食チェーン運営の大戸屋ホールディングス(HD)は10日、9月末時点で14億9500万円の債務超過に転落したと発表した。敵対的TOB(株式公開買い付け)を成立させたコロワイドを主体とした新経営陣が、前経営体制の将来見通しを見直して損失処理を加速したため。併せて、債務超過解消に向けた措置を検討していることを明らかにした。
同時に発表した2020年9月中間連結決算で、「前経営体制下で楽観的な将来見通しに依拠していた不採算店の減損処理」として17億300万円を計上した。
21年3月期の連結業績予想は、純損益が48億6600万円の赤字となる見通し。赤字は2期連続で、01年の上場以来最大規模となる。今後は親会社であるコロワイドと食材調達や物流の共通化などを進め、収益改善を急ぐ。
【時事通信社】
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