- 2020/11/10 掲載
村田製作所、イオニシモの新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する不活化効果を実証
当社は今後も技術開発を進め、人々が安心・安全に過ごせる社会の実現に貢献してまいります。
【対象製品】
イオナイザモジュール:MHM306シリーズ、MHM402シリーズ
オゾナイザモジュール:MHM500シリーズ
【実験委託先】
奈良県立医科大学 医学部 微生物感染症学講座(矢野寿一教授、中野竜一准教授)
【本製品の新型コロナウイルス不活化効果 確認内容】
■データ
・実施時期:2020年8~9月
・対象:新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)
■方法
・ウイルス液をシャーレに20μl付着させ静置し、乾燥
・密閉された6.7lの空間にウイルス付着の試験片を静置し、オゾナイザから発生するオゾンをファンにて一定時間照射
・空間の中には試験片は1つのみ設置し、作用時間終了後に試験片を取り出し
・一度取り出した後はリセットして新たな試験片を設置し、再度0分から新たな作用時間を開始
・作用時間後にSCDLP培地を2ml試験片に滴下させ、セルスクレーパーを用いてウイルスを回収
・回収液を用いてVero E6/TMPRSS2細胞に感染させ、ウイルス感染価(PFU/mL)をプラーク法にて測定
・オゾンを照射しない試験片をコントロールとした
・試験は、湿度50.0~59.7%、温度19.6~21.8℃の環境で各3回実施
・オゾン濃度は試験片がない状態で事前に測定した値
■結果
日本産業衛生学会が定めるオゾン許容濃度:0.1ppmにおいて、120分後に99.9%以上の不活化効果を確認。
※今回の確認は、本製品を試験槽環境下にて実験した結果であり、実機搭載・実使用環境での効果を示すものではありません。
関連コンテンツ
PR
PR
PR