- 2020/11/10 掲載
みずほ銀、企業にデータ販売=藤原頭取インタビュー
みずほ銀行の藤原弘治頭取は、銀行が保有する顧客情報と外部の統計情報を組み合わせたデータを、融資先の企業などに販売することを明らかにした。外食企業などが出店を検討する地域の所得水準や消費動向を「見える化」して提供する。こうした形でデータ販売に乗り出すのは、邦銀では初めてという。
9日までに時事通信とのインタビューで語った。藤原頭取は「データ提供とコンサルティングを合わせた非常に画期的なサービス」と強調した。
新サービスは「ミズホ・インサイト・ポータル(略称ミーポット)」。口座の入出金やクレジットカードの利用情報を地域や世代、職種別に加工した上で市場情報などを組み合わせ、企業のマーケティングや事業戦略に役立ててもらう。
外食のほか、小売りや不動産、製造業などに月10万円から提供。個人が特定されないよう加工する。10日からデータ販売を開始し、3年後には100社以上への販売を目指す。
【時事通信社】 〔写真説明〕インタビューに答えるみずほ銀行の藤原弘治頭取=5日、東京都内
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