- 2020/11/09 掲載
コロナ解雇、7万人超え=増加ペースは鈍化傾向
厚生労働省は9日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響による解雇・雇い止めの人数(見込みを含む)が、6日時点の累計で7万人を超えたことを明らかにした。ただ、10月は前月から3割以上減少しており、足元の増加ペースは鈍化傾向にある。
厚労省は都道府県労働局や全国のハローワークを通じ、新たに発生した解雇・雇い止めの数を集計している。集計できるのは一部にとどまり、実際の数はさらに多いもよう。人数には、その後再就職した人も含まれる。
6日時点の解雇・雇い止めの人数は7万242人だった。10月は7506人で、解雇・雇い止めが本格化した5月以降で最も少なかった。もっとも、週に1000人前後が新型コロナの影響で解雇・雇い止めされる状況は続いており、雇用情勢の厳しさは払拭(ふっしょく)されていない。
業種別の内訳が公表されている最新の週間集計(10月30日時点)によると、製造業が累計1万2979人で最多。飲食業1万445人、小売業9378人と続いている。
【時事通信社】
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