• 2020/10/24 掲載

サンマ、小売店でやや手頃に=水揚げ回復、少しでも挽回を

時事通信社

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低調だったサンマ漁がようやく上向いてきた。主産地の北海道に加え、岩手県や宮城県でも水揚げが徐々に回復。国産マグロなど高級魚並みに高騰していた価格も下がり、スーパーなどの店頭に手頃な価格で並んでいる。

近年不漁のサンマは、今年も漁が始まった7月以降、不振が続いていたが、10月に入ると北海道根室市のほか、岩手県大船渡市など三陸の漁港でも水揚げが増加。同月中旬には、北海道と三陸の主要港の合計漁獲量が、豊漁の目安の1日1000トンを超える日が続くなど、好転の兆しも見えつつある。

漁獲の増加を受け、東京・豊洲市場(江東区)の10月下旬の卸値は、主力の130グラム型の中心値が1キロ当たり600円前後と、9月下旬のほぼ半値。豊洲では、7月の初物に同10万円の過去最高値が付いた後も、国産クロマグロに匹敵する高値が続いたこともあり、都内の鮮魚店関係者は「やっと仕入れを増やせる」と安堵(あんど)する。

旬の秋も半ばを過ぎたが、身質については「鮮度が良く、脂も乗っている」と同市場鮮魚仲卸の東京鈴木屋。都内では、パックに小分けした生サンマを1匹200円前後で販売するスーパーもあった。近年は1匹100円の特売が難しくなっているが、「できるだけ手頃な値段で味わってもらいたい」と小売店関係者は話す。

今後、サンマはさらに南下し、千葉県などでも水揚げが増える見通し。漁の後半に入って水揚げはまとまり始めたものの、今年の漁獲量は過去最低だった昨年を下回るとみられており、「これから少しでも挽回してほしい」(豊洲市場の卸業者)と望む声は多い。

【時事通信社】 〔写真説明〕漁の後半に入り、北海道や岩手、宮城県で水揚げが回復してきたサンマ=23日、東京都江東区の豊洲市場

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