• 2020/10/23 掲載

関電原発、3年半ぶり停止へ=収支改善に逆風

時事通信社

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関西電力で唯一稼働している大飯原発4号機(福井県おおい町)が11月3日、定期検査のため稼働を停止する。関電の原発が全て停止するのは2017年5月以来、約3年半ぶり。大手電力の中でも原発依存度が高い関電では、原発1基の稼働で月30億円前後の収支改善が見込めるため、業績への逆風となりそうだ。

東日本大震災と東京電力福島第1原発事故後に国内全原発が停止されて以降、関電は18年5月までに高浜原発3、4号機(福井県高浜町)と、大飯3、4号機の再稼働にこぎ着けた。

このうち、高浜と大飯の3号機は定期検査などのため既に停止。さらに、原発のテロ対策などとして原子力規制委員会が新規制基準で定めた「特定重大事故等対処施設」の建設が遅れ、高浜4号機も今月7日に運転を停止した。このため、12月下旬の高浜3号機の再稼働まで関電では約1カ月半の間、原発が1基も動いていない状況となる。

関電によると、原発稼働に伴う収支改善効果は高浜で1基当たり月25億円、大飯で同35億円に上る。電力供給に支障はないものの、業績の下押し要因となるのは必至だ。

一方、国内で初めて40年を超える運転を目指す美浜原発3号機(福井県美浜町)と高浜1号機は、耐震などの安全対策工事が9月に完了。早ければ年明けから順次発電が可能となる。ただ、昨年発覚した金品受領問題の影響もあり、地元同意をめぐる協議の行方は見通せない。

【時事通信社】 〔写真説明〕関西電力大飯原子力発電所4号機(左端)=2018年5月9日、福井県おおい町

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