- 2020/10/22 掲載
エルメス、第3四半期は増収 コロナ規制緩和やネット販売が寄与
エルメスは10月になっても良好な基調が続いているとしている。
高級ブランド各社はこれまでネット通販には消極的だったが、コロナ禍で外出もままならない状況となり、ネットでの販売が伸びている。「バーキン」など高価でも超人気のハンドバッグで知られるエルメスも、一部皮革製品をネットで販売しており、今後この分野を強化する方針で、財務責任者は報道関係者に「バーキンのような、ブランドを象徴する商品は除いて、ネットで販売する商品を徐々に増やしていくつもりだ」と述べた。
ネット販売は今や稼ぎ頭になり、売上高はどの旗艦店も上回るという。1─9月のネット売上高は全地域で約100%増加した。
7─9月の売上高(為替レートや買収の影響を除く)は18億ユーロ(21億3000万ドル)。
皮革製品の売上高は8%増、衣料品の売上高も増えた。
1─9月の売上高は11%減少。エルメスは、新型コロナ流行の2020年業績への影響について「感染の規模や期間、地域ごとの状況が日々変わるため、依然評価が難しい」と述べた。
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