- 2020/10/22 掲載
米株小反落、ダウ97ドル安 コロナ対策協議の行方に注目
追加コロナ対策を巡る協議はこの日も継続。民主党のペロシ下院議長は、合意に至る可能性はまだ残されているとした上で、議会通過は大統領選後になる可能性があるとの認識を示した。協議後、ペロシ氏の報道官は「きょうの話し合いで法案の実現にさらに近づいた」と述べた。協議は22日も継続する。
ウェドブッシュ・セキュリティーズのマネジングディレクター、マイケル・ジェームズ氏は、投資家が22日に合意する可能性を期待していると指摘。「合意に至れば、過度にキャッシュを保有しているよりも、ロング(買い持ち)している方が有利だ。しかし、合意するかどうかは大きな仮定だ」と述べた。
四半期決算が本格化する中、ジョーンズトレーディングのチーフ市場ストラテジスト、マイケル・オローク氏は、決算内容を手掛かりとした買いが入っていると指摘した。
S&P主要11セクター中、エネルギー<.SPNY>が大きく下げる一方、通信サービス<.SPLRCL>は値上がりが目立った。
写真・動画共有アプリ「スナップチャット」を展開するスナップ<SNAP.N>は28%急伸。第3・四半期決算は、コロナ禍でアプリ利用が拡大する中、ユーザー数と売上高が予想を上回った。
スナップの上昇を追い風に、フェイスブック<FB.O>は4%、ツイッター<TWTR.N>は8%それぞれ上昇した。
半面、ネットフリックス<NFLX.O>は約7%安。第3・四半期決算は、新規契約者数が市場予想を下回った。動画サービスの競争が激化したほか、コロナ対策の封鎖措置の緩和による巣ごもり需要の後退やスポーツのテレビ中継再開が響いた。
電気自動車テスラ<TSLA.O>は引け後の取引に4%上昇。第3・四半期決算は、5四半期連続の黒字を達成したほか、売上高も過去最高に達した。
ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.87対1の比率で上回った。ナスダックでも1.69対1で値下がり銘柄数が多かった。
米取引所の合算出来高は88億4000万株。直近20営業日の平均は91億4000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 28210.8 -97.97 -0.35 28270. 28450. 28196. <.DJI>
2 66 64 39
前営業日終値 28308.7
9
ナスダック総合 11484.6 -31.80 -0.28 11530. 11613. 11476. <.IXIC>
9 39 79 08
前営業日終値 11516.4
9
S&P総合500種 3435.56 -7.56 -0.22 3439.9 3464.8 3433.0 <.SPX>
1 6 6
前営業日終値 3443.12
ダウ輸送株20種 11725.0 -135.28 -1.14 <.DJT>
2
ダウ公共株15種 877.10 -4.05 -0.46 <.DJU>
フィラデルフィア半導体 2367.26 -18.56 -0.78 <.SOX>
VIX指数 28.65 -0.70 -2.39 <.VIX>
S&P一般消費財 1238.34 -7.85 -0.63 <.SPLRCD>
S&P素材 411.24 -1.38 -0.33 <.SPLRCM>
S&P工業 677.92 -6.78 -0.99 <.SPLRCI>
S&P主要消費財 672.06 +0.81 +0.12 <.SPLRCS>
S&P金融 410.28 -1.73 -0.42 <.SPSY>
S&P不動産 220.97 -0.82 -0.37 <.SPLRCR>
S&Pエネルギー 222.01 -4.50 -1.99 <.SPNY>
S&Pヘルスケア 1232.76 -5.80 -0.47 <.SPXHC>
S&P通信サービス 200.74 +2.55 +1.29 <.SPLRCL>
S&P情報技術 2095.83 -2.75 -0.13 <.SPLRCT>
S&P公益事業 323.64 -0.68 -0.21 <.SPLRCU>
NYSE出来高 8.93億株 <.AD.N>
シカゴ日経先物12月限 ドル建て 23570 - 80 大阪比 <0#NK:>
シカゴ日経先物12月限 円建て 23550 - 100 大阪比 <0#NIY:>
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