• 2020/10/22 掲載

マイナス金利、現時点では不適切=ラムスデン英中銀副総裁

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
[ロンドン 21日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のラムスデン副総裁は21日、マイナス金利政策について、銀行の融資能力を損なうリスクがあるとし、現時点では正しい景気刺激策ではないとの考えを示した。

ラムスデン副総裁はエコノミスト協会の年次会合で「マイナス金利政策の利用に適切な時期はあるが、今はそうした時期ではない」とし、現時点では資産買い入れの方が需要喚起に効果があるとの考えを示した。

その上で「銀行システムを通して経済に影響が波及する可能性がある。こうした影響はマイナス金利政策がもたらす景気刺激効果を減退させるだけでなく、逆効果になる恐れがある」と指摘。英国の銀行システムはユーロ圏とは異なるため、ユーロ圏でプラスの効果があったとしてもそのまま英国に適用できないとの考えを示した。

このほか、特に若年層の失業増の兆候と、新型コロナウイルス感染拡大で経済が受ける長期的な損害を懸念しているとし、「失業が長期にわたり高止まりする現実的なリスクが存在しており、このところ見られている所得の力強い増加は持続できない公算がある」と述べた。

ロイターが実施したエコノミスト調査では、英中銀が来月、資産買い入れ枠を1000億ポンド拡大し、8450億ポンドにすると予想。ただマイナス金利政策については、来年まで導入されないとの見方が示された。

英中銀によるマイナス金利導入については、これまでに金融政策委員会のテンレイロ委員とブリハ委員が支持を表明。ラムスデン副総裁のほか、ハルデーン理事はそれほど積極的な姿勢を示していない。

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます