- 2020/10/02 掲載
アマゾン、米現場従業員の1.44%がコロナ感染 1.9万人超
アマゾンによると、米国の一般的な感染率を踏まえると、この数字は想定よりもずっと少ない。11月までには従業員に対する検査を1日当たり5万人まで拡大できるという。
政治家や労組などは、感染が広がった倉庫の閉鎖を迫っている。ただアマゾンは、家で過ごす時間が長い人々からの買い物需要急増に対応するため、従業員の検温や社会距離の確保などの措置を講じながら操業を続けている。
同社の発表では、傘下の自然食品スーパー、ホールフーズ・マーケットを含めた現場従業員137万2000人のうち、3月1日から9月19日までに1万9816人が陽性ないし感染が疑われる症状となった。一般的な感染率に照らせば、3万3952人の感染が想定された。
労働者権利団体の連合「Athena」は当局に対し、定期的にアマゾンに対する調査を行うよう要請。代表はアマゾンが「山火事のように新型コロナウイルス感染症を拡大させている」と批判した。
一方アマゾンはブログへの投稿で、比較可能な他社データがあればこの数字は非常に心強い情報になると指摘。感染率の調査は、公営施設や事業所などの再開を検討する際に有益だ、との認識を示した。
*内容を追加しました。
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