- 2020/10/02 掲載
米株続伸、ハイテク株高い 追加コロナ対策協議は一進一退
ムニューシン米財務長官とペロシ下院議長はコロナ経済対策を巡り、この日も電話会談を行ったが、主要部分の見解の相違は埋まらなかった。民主党が2兆2000億ドル規模の対策を提案する一方、政権側は1兆5000億ドル程度なら受け入れられるとの考えを示している。協議は今後も続けられる。
LPLフィナンシャルのシニア市場ストラテジスト、ライアン・デトリック氏は「全てがコロナ経済対策にかかっており、ボールは議会側のコートにある」とし、「協議が最終イニングに近づいていると確信しているが、得てしてラストスパートが最も厳しい」と述べた。その上で「大統領選前に合意にこぎ着け、双方が勝利宣言すると予想している」とした。
9月26日までの1週間の米新規失業保険申請件数は83万7000件と、前週から小幅減少。8月の米個人消費支出も、伸びが前月から鈍化した。
ナスダック総合<.IXIC>は1.42%高とアウトパフォーム。アマゾン・ドット・コム
前出のデトリック氏は、コロナ対策に関する失望を誘う情報を受け、「大手ハイテク銘柄に逃避買いが入った。この日の動きは過去6カ月の動向の縮図と言える」と指摘した。
S&P主要11セクター中7セクターがプラス圏で引けた。不動産<.SPLRCR>の上昇が目立った半面、エネルギー<.SPNY>は3.1%の大幅安となった。
約2週間先に始まる企業決算シーズンにも注目が集まる。
石油大手エクソンモービル
一方、家庭用品小売ベッド・バス・アンド・ビヨンド
航空機ボーイング
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を2.18対1の比率で上回った。ナスダックでも1.99対1で値上がり銘柄数が多かった。
米取引所の合算出来高は95億5000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 27816.9 +35.20 +0.13 27940. 28041. 27669. <.DJI>
0 63 46 26
前営業日終値 27781.7
0
ナスダック総合 11326.5 +159.00 +1.42 11291. 11344. 11240. <.IXIC>
1 99 13 53
前営業日終値 11167.5
1
S&P総合500種 3380.80 +17.80 +0.53 3385.8 3397.1 3361.3 <.SPX>
7 8 9
前営業日終値 3363.00
ダウ輸送株20種 11211.1 -18.61 -0.17 <.DJT>
1
ダウ公共株15種 824.27 +9.57 +1.17 <.DJU>
フィラデルフィア半導体 2291.77 +47.65 +2.12 <.SOX>
VIX指数 26.61 +0.24 +0.91 <.VIX>
S&P一般消費財 1226.01 +18.32 +1.52 <.SPLRCD>
S&P素材 394.46 -5.55 -1.39 <.SPLRCM>
S&P工業 648.74 -1.94 -0.30 <.SPLRCI>
S&P主要消費財 662.44 +3.30 +0.50 <.SPLRCS>
S&P金融 401.18 +0.90 +0.22 <.SPSY>
S&P不動産 222.34 +3.39 +1.55 <.SPLRCR>
S&Pエネルギー 220.36 -7.13 -3.13 <.SPNY>
S&Pヘルスケア 1225.24 -5.78 -0.47 <.SPXHC>
S&P通信サービス 198.17 +2.68 +1.37 <.SPLRCL>
S&P情報技術 2074.28 +19.72 +0.96 <.SPLRCT>
S&P公益事業 304.95 +3.09 +1.02 <.SPLRCU>
NYSE出来高 9.03億株 <.AD.N>
シカゴ日経先物12月限 ドル建て 23380 + 70 大阪比 <0#NK:>
シカゴ日経先物12月限 円建て 23335 + 25 大阪比 <0#NIY:>
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