- 2020/10/01 掲載
博報堂、生活者の“不満”を可視化し、ビジネス機会を探索するソリューションを開発
新型コロナウイルスの影響で急激に変わった生活は、私たちにあらためてVUCA(予測不能)な時代を実感させ、社会に対して意義ある活動の強さと重要性を再認識させました。ブランドパーパスという概念も一層注目され、社会的な意義のあるビジネスの創出に取り組む企業も増えている中、企業活動を社会課題につなげる動きが加速しています。
博報堂において企業のブランディングやイノベーション支援を行う専門組織「博報堂ブランド・イノベーションデザイン」のプロジェクトチーム VoiceVisionは、生活者の声を起点とした共創マーケティングを長年にわたって支援してきました。今回その知見をもとに、「不満買取センター」を運営するインサイトテックと協働して、センターに蓄積された1700万件もの生活者の不満の声から、社会課題に関連したものを抽出。コロナ禍以前とコロナ禍での不満の変化を比較分析することで、社会変化がもたらした生活の変化や、新たに生まれる生活者ニーズやペインポイントの変化を明らかにし、新たなビジネスの機会を発見する「社会不満HEATMAP」を開発しました。
「社会不満HEATMAP」では、社会課題に関連した不満(社会不満)を9カテゴリー、58テーマに分類し、テーマごとに社会不満の量・強さや変化の大きさ、様々なビジネス領域との関係性を俯瞰して把握することができます。クライアント企業のビジネス領域に関連した不満の声を掘り下げて分析することで、生活者のインサイトを探索し、新たなビジネスのヒントを見つけます。
またこの「社会不満HEATMAP」を活用したワークプログラムでは、「社会不満の俯瞰」、「これからの生活の洞察」、「未来のビジネス機会の探索」、「新たな企業活動の創発」の4つのセッションを、約1ヵ月という短期間で行い、刻々と変化する社会に対応した企業活動の創発を支援します。特に企業の商品・事業開発やイノベーション推進に関わる方に利用して頂くことで、生活者の不満に隠れた新たなニーズを見つけ、企業活動と社会課題をつなげるビジネス機会の発見を促します。
博報堂は今後も、インサイトテックと協働して、生活者の声を起点としたイノベーションの創出と、企業の新たな価値の創造に寄与してまいります。
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