- 2020/08/12 掲載
印ビール「Bira」CEO、株式売却交渉中と明かす キリンと協議か
ジャインCEOは「われわれはインドで競合していなかったり、インドでの事業が最小限であったりするビール会社と協議を進めている」と述べた。
交渉相手は明らかにしなかったものの、業界の関係筋4人によると、キリンホールディングス<2503.T>と協議を進めている。
キリンの広報担当者はBira株取得について、現時点で協議は全くないと述べた。
一方、キリンの関係筋によると、同社はインドを成長市場とみており、Biraを調べているものの、グローバル市場に対する幅広い研究の一環だという。
インド業界筋の1人によると、Biraとキリンはこれまで、自社ブランドをインドのビール市場(推定70億ドル)で直接売り出すこともキリンに認めるディール(取引)を協議した。
データプロバイダーのPitchBookの推計によると、2018年時点におけるBiraの企業価値は2億1000万ドル。米セコイア・キャピタルが約45%の株式を保有し、ジャインCEOと同CEOの家族が約30%株式を保有している。
2015年に立ち上げられたBiraはインドで最も小さなプレーヤーの1つだが、同社のクラフトビールの人気は高まっている。ジャインCEOによると、Biraのシェアはニューデリー、ムンバイ、ベンガルールのビール市場で5─10%となっている。
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