- 2020/07/22 掲載
スイス重電大手ABB、今後数四半期は厳しい状況に
この日発表した第2・四半期決算は、利払い・税・無形固定資産償却前利益(EBITA)が21%減の6億5100万ドルとなったものの、アナリスト予想の4億4600万ドルを上回った。
売上高は14%減の61億5000万ドル。予想の56億1000万ドルを上回った。
純利益は前年同期の6900万ドルから3億1900万ドルに増加した。前年同期は、低迷する太陽光インバーター事業の影響で利益が圧迫されていた。
同社のビョルン・ローゼングレン最高経営責任者(CEO)は、第2・四半期は新型コロナウイルス感染拡大の打撃を大きく受けたとし、コスト削減で対応に当たったと述べた。その結果、営業利益率は10.6%と前年同期の11.5%から低下したものの、予想よりは良い数字となった。アナリスト予想は8%だった。
ただ、先行きは引き続き不透明で、今後数四半期の状況は厳しくなるとの見通しを示した。
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