- 2025/04/25 掲載
信越化、25年4―6月期は13%営業減益予想 通期見通し開示は見送り
[東京 25日 ロイター] - 信越化学工業は25日、2025年4―6月期の連結営業利益が前年同期比13.1%減の1660億円になるとの見通しを発表した。26年3月期通期については、通商問題とその影響、為替変動などが見通せず、現時点で合理的な算定が困難として開示を見送った。
IBESがまとめたアナリスト19人のコンセンサス予想では、26年3月期通期の連結営業利益の平均値は8156億円だった。
25年3月期の連結営業利益は前年比5.9%増の7421億円で、会社予想の7350億円から上振れた。半導体市場の回復は用途・分野によりまだら模様の中、伸びている市場に向けてシリコンウエハー、フォトレジストなどの半導体材料を出荷することに注力した結果、半導体関連材料を含む電子材料事業は19%の営業増益となった。一方、生活環境基盤材料事業は同9%減益だった。下期は塩化ビニルの値上げが地域によってまちまちになったという。
同日、発行済み株式の10.2%に当たる200万株・5000億円を上限とする自社株買いを発表。取得期間は5月21日から2026年4月24日となっている。
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