- 2025/04/15 掲載
NY市場サマリー(14日)ダウ312ドル高、利回り低下・ドル軟調
米連邦準備理事会(FRB)のウォラー理事は14日、トランプ大統領が掲げる関税政策で米経済は大きな衝撃を受けるとし、FRBは景気後退(リセッション)を回避するために利下げを実施する可能性があるとの考えを示した。
ユーロ/ドルはほぼ終日横ばいで推移し、終盤は1.1359ドル。先週末は2022年2月以来の高値となる1.1473ドルを付けた。
ドル/円は0.39%安の142.93円。
NY外為市場:[USD/J]
<債券> 市場が落ち着きを取り戻す中、国債利回りが低下した。トランプ米大統領の関税政策に翻弄された先週は、米国債の投げ売りに伴い、利回りが急上昇。この日は米国債市場が世界的な優位性を失うという懸念は和らいだものの、不安は払しょくされていない。
終盤の取引で10年債利回りは12.5ベーシスポイント(bp)低下の4.368%。先週は合計50bp上昇。週間の上昇幅としては2001年終盤以来の大きさだった。
終盤の取引で30年債利回りは7.7bp低下の4.798%。
2年債利回りは11.9bp低下の3.835%。
米金融・債券市場:[US/BJ]
<株式> 主要3指数が上昇して取引を終えた。スマートフォンやコンピューターが相互関税の対象から除外されたことを受け、アップルが買われた。
ただ、今後の関税を巡る不透明感から投資家の楽観は抑制され、3指数はいずれも日中高値から押し戻された。関税に関してさらなる変更が予想される中、企業がサプライチェーン(供給網)をどのように管理するのかについて懸念が残っている。
ホワイトハウスは11日、スマホなどの電子機器について、相互関税の免除を発表したが、トランプ大統領は13日、米国に輸入される半導体への新たな関税率を来週までに発表すると明らかにした。
この日は特に中国からの輸入に依存している企業を中心にハイテク株が上昇した。アップルは2.2%高、デル・テクノロジーズは4%高、HPは2.5%高。
一方、フィラデルフィア半導体指数は0.3%の小幅な上昇にとどまり、エヌビディアは0.2%下落した。
米国株式市場:[.NJP]
<金先物> 前週の連騰のあとを受けて持ち高調整や利益確定の売りが膨らみ、5営業日ぶりに反落した。中心限月6月物の清算値(終値に相当)は前週末比18.30ドル(0.56%)安の1オンス=3226.30ドル。
NY貴金属:[GOL/XJ]
<米原油先物> 米関税政策をめぐる過度の懸念が和らぐ中で買われ、小幅続伸した。米国産標準油種WTIの中心限月5月物は前週末清算値(終値に相当)比0.03ドル(0.05%)高の1バレル=61.53ドルだった。6月物は0.15ドル高の61.05ドル。
NYMEXエネルギー:[CR/USJ]
ドル/円 NY終値 142.98/14
3.01
始値 143.09
高値 144.08
安値 142.79
ユーロ/ドル NY終値 1.1349/1.
1350
始値 1.1387
高値 1.1405
安値 1.1297
米東部時間
30年債(指標銘柄) 17時05分 97*01. 4.813
00 1%
前営業日終値 96*02. 4.875
50 0%
10年債(指標銘柄) 17時05分 101*29 4.383
.00 7%
前営業日終値 101*01 4.493
.00 0%
5年債(指標銘柄) 17時05分 99*29. 4.018
25 9%
前営業日終値 99*09. 4.156
75 0%
2年債(指標銘柄) 17時05分 100*01 3.853
.25 3%
前営業日終値 99*27. 3.954
25 0%
終値 前日比 %
ダウ工業株30種 40524.79 +312.0 +0.78
8
前営業日終値 40212.71
ナスダック総合 16831.48 +107.0 +0.64
3
前営業日終値 16724.46
S&P総合500種 5405.97 +42.61 +0.79
前営業日終値 5363.36
COMEX金 6月限 3226.3 ‐18.3
前営業日終値 3244.6
COMEX銀 5月限 3216.7 +25.7
前営業日終値 3191.0
北海ブレント 6月限 64.88 +0.12
前営業日終値 64.76
米WTI先物 5月限 61.53 +0.03
前営業日終値 61.50
CRB商品指数 289.7832 ‐0.638
2
前営業日終値 290.4214
PR
PR
PR