- 2025/04/14 掲載
独当局、伊銀のコメルツ株取得計画承認 30%弱保有可能に
[デュッセルドルフ/フランクフルト 14日 ロイター] - ドイツの独禁当局、連邦カルテル庁は14日、イタリアの銀行ウニクレディトの独コメルツ銀行株式取得計画を承認した。これによりウニクレディトはコメルツ銀行株式を30%弱保有することができる。欧州中央銀行(ECB)も今年に入り、計画を承認していた。
ウニクレディトは昨年秋、ドイツ政府保有のコメルツ銀行株を取得。コメルツ銀買収に意欲を示し最終的に29.9%の保有を目指すとしていた。
一方、単独路線を志向するコメルツ銀行は、独禁当局の認可は基本的な状況を変えるものではないとし、「ウニクレディトは引き続きコメルツ銀行の株主である」と述べた。
ウニクレディトは、コメルツ銀行株28%程度に相当するデリバティブ契約を締結している。当局の承認が下りたことで、今後は、そのデリバティブ契約をいつ株式に転換し、本格的に買収に動くかが焦点となる。
コメルツ銀行の筆頭株主はドイツ政府で保有率は約12%。
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