- 2025/04/16 掲載
シティ、第1四半期利益は予想上回る 株トレーディング業務が好調
純利益は21%増の41億ドル(1株当たり1.96ドル)。1株利益は市場予想の1.85ドルを上回った。
市場部門の利益は12%増の60億ドル。1桁台半ばの伸びという従来予想を上回った。
株式トレーディング収入は23%増。債券・為替・商品は8%増の45億ドル。
米株式市場午前の取引で、シティの株価は約2.5%上昇した。
ジェーン・フレイザー最高経営責任者(CEO)は声明で「顧客が不確実な環境を乗り切れるよう引き続き支援する」とし、貿易不均衡や構造的な問題が解消された後、「米国は引き続き世界を主導する経済大国で、ドルは基軸通貨であり続ける」という認識を示した。
マーク・メイソン最高財務責任者(CFO)は、関税や貿易政策に加え、規制緩和、税制などを巡る不確実性が存在し、「成長見通しに下方圧力をかけている」と述べた。
信用コストは27億2000万ドルと、前年同期の23億7000万ドルから拡大した。
銀行部門の収入は12%増の20億ドル。
投資銀行手数料は、助言業務が好調で、14%増の11億ドル。
ウエルスマネジメント部門の収入も24%増加し、過去最高の21億ドルに達した。
第1・四半期に17億5000万ドルの自社株買いを実施し、従来予想の15億ドルを上回った。
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