- 2025/04/09 掲載
NY外為市場=ユーロ上昇、独連立合意報道で オフショア人民元は最安値
独NTVは、次期首相候補のメルツ氏が率いる保守系のキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と、ショルツ首相の中道左派、社会民主党(SPD)が連立政権樹立で合意に達したと報じた。ただ、事情に詳しい2人の関係筋はこの報道を否定している。
ユーロ/ドルは終盤で0.52%高の1.0958ドルとなり、前2営業日の下落から反転した。
投資家らはトランプ米大統領の関税発表を受けた貿易紛争に注目している。
オフショア人民元は終盤では1.05%安の1ドル=7.423元となった。一時は2010年の取引開始以来の最安値を記録した。
一方、円とスイスフランは引き続き安全資産需要の恩恵を受けている。投資家が世界的な景気後退の可能性を懸念しているためだ。
ドルは対円で1%安の146.30円、対フランでは1.48%安の0.84780フランだった。
ステート・ストリートのストラテジスト、マービン・ロー氏は、関税に関連した景気後退懸念がドルの他通貨に対する軟調さの一因だと述べた。
英ポンドは0.44%上昇した。
ドル指数は0.48%下落の102.92となった。トランプ大統領が2日に相互関税を発表して以来、同指数は約0.7%下落している。
ドル/円 NY終値 146.28/146.31
始値 146.87
高値 147.66
安値 145.97
ユーロ/ドル NY終値 1.0956/1.0958
始値 1.0926
高値 1.0977
安値 1.0889
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