- 2025/03/08 掲載
トランプ政権の政策の影響明確化まで待つ余裕ある=FRB議長
[ニューヨーク 7日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は7日、トランプ新政権の政策が経済にどのような影響を与えるかがより明確になるまで、FRBは金利引き下げを急ぐつもりはないとの見解を示した。
ニューヨークで開かれたシカゴ大学ブース経営大学院の経済フォーラムでの演説原稿で、「新政権は貿易、移民、財政政策、規制という4つの異なる分野で重要な政策変更を実施している。変更とその影響をめぐる不確実性は依然として高い」と指摘。その上で、「FRBは見通しが変化するにつれて、シグナルとノイズを区別することに焦点を当てている。急ぐ必要はない。より明確な見通しが出てくるまで待つ態勢が整っている」と述べた。
経済は「引き続き好調」だと述べたが、経済指標は消費者支出の減速の可能性や企業の経済見通しに関する不確実性の高まりも示唆している。「こうした動きが将来の支出や投資にどのような影響を与えるかはまだ分からない」とした。
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