- 2025/03/08 掲載
中小賃上げ、価格転嫁で協力=日商・連合がトップ会談―春闘
日本商工会議所の小林健会頭と連合の芳野友子会長は7日、東京都内で会談し、2025年春闘で中小企業に賃上げの流れを波及させるため、賃上げ原資の確保につながる価格転嫁の推進に協力して取り組むことで一致した。価格転嫁の実効性を高めるため、下請法の早期改正が必要との認識も共有した。
会談の冒頭、小林氏は「日本経済が力強さを取り戻すため、物価と賃金の好循環で実質賃金を上げていかなければならない」と表明。「今年の春闘は非常に重要。地方の中小、小規模企業を含め社会全体での賃上げが必要だ」と強調した。
芳野氏も「賃上げの流れを働くすべての仲間に波及させ、新たなステージを定着させるには今がまさに踏ん張りどころだ」と応じ、政府に対し適正な価格転嫁への環境整備を強く求めていく考えを示した。
【時事通信社】 〔写真説明〕会談に臨む日本商工会議所の小林健会頭(左手前から2人目)と連合の芳野友子会長(右手前)=7日午後、東京都千代田区
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