- 2025/02/03 掲載
アフリカ開発銀、重要鉱物で裏付けの通貨制度案を提示
Duncan Miriri
[ナイロビ 31日 ロイター] - アフリカ開発銀行(AfDB)は、コバルトや銅、リチウム、マンガンなどの重要鉱物やレアアース(希土類)で裏付けする、新たな通貨制度案を提示している。
アフリカの重要鉱物埋蔵量は世界全体の約30%を占める。一方、海外からのエネルギー投資は年間3%しか呼び込めておらず、昨年は2%(400億ドル)足らずだった。
AfDBは、海外からの投資不足について、アフリカ通貨市場の不安定さが理由と述べた。
アフリカは、二酸化炭素(CO2)の排出削減と電力生産増強のため、クリーンエネルギー投資を年間平均2000億ドルに倍増する必要がある。
AfDBの計画案では、事前に合意した量の重要鉱物をリザーブし、合意したレートで現地通貨に換算できるようにする。
AfDBは、世界の通貨価値を安定させる金本位制をヒントに今回の案が打ち出されたと説明。導入時期は明らかにしなかった。
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