Ron Bousso　Yuka Obayashi

[ロンドン ９日 ロイター] - 英石油大手ＢＰと日本の発電大手ＪＥＲＡは、洋上風力発電事業を統合し、折半出資の合弁会社「JERA Nex bp」を設立すると発表した。世界有数の洋上風力事業者となる。

合弁会社はＢＰとＪＥＲＡの関連資産と開発事業をほぼ全て統合する。両社は２０３０年までに、開発資金として最大５８億ドルを合弁会社に出資することでも合意した。

ＢＰのマレー・オーチンクロス最高経営責任者（ＣＥＯ）は開発費の高騰や供給網の問題を背景に、再生可能エネルギー事業の縮小を模索してきた。バーナード・ルーニー前ＣＥＯは温暖化ガス排出削減戦略の柱に洋上風力を据えていた。

英シェルやノルウェーのエクイノールも採算性の高い石油・ガス事業への支出を増やすことで目先の利益拡大を図っている。