- 2024/11/05 掲載
コニカミノルタ、遺伝子検査を米新興企業に譲渡=25年3月期は営業赤字予想に
コニカミノルタは5日、米子会社傘下の遺伝子検査会社アンブリー・ジェネティクスの全株式を米新興医療企業のテンパスAIへ譲渡すると発表した。譲渡額は6億ドル(約840億円)。収益性改善に向けた事業の選択と集中の一環。
コニカミノルタはアンブリーを2017年に買収。患者一人ひとりに特化した個別化医療の事業拡大を見込んでいたが、コロナ禍での来院者減少や医療従事者不足で苦戦していた。
また、25年3月期の連結業績予想を下方修正し、営業損益は140億円の赤字(従来予想は130億円の黒字)に転落すると発表した。営業赤字は2期ぶり。事業の選択と集中や非重点事業への第三者資本の活用などを加速させるため、約290億円を追加費用として織り込む。
〔写真説明〕コニカミノルタのロゴマーク
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