- 2024/11/02 掲載
NY外為市場=ドル上昇、米雇用者数の急減速を消化
10月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数は前月比1万2000人増だった。市場予想の11万3000人増を大幅に下回り、2020年12月以来の最小の伸びとなった。ストライキや大型ハリケーンが影響した。
ただ失業率は前月と変わらずの4.1%で安定しており、労働市場が引き続き堅調であることが示された。
メシロウ・カレンシー・マネジメント(シカゴ)のシニア投資ストラテジスト、ユウト・シノハラ氏は「ドル指数は今朝の雇用統計発表後、完全に値を戻し、焦点は米大統領選挙を巡る不確実性に移っている」と述べた。現時点の世論調査では、選挙戦は引き続き五分五分とされており、結果が遅れるリスクもあるという。
シノハラ氏は、雇用統計が低調だったことから、米連邦準備理事会(FRB)は11月米連邦公開市場委員会(FOMC)で25ベーシスポイント(bp)の利下げを実施するという軌道を維持しているとした。
ユーロ/ドルは0.40%下落し1.084ドルとなった。
主要6通貨に対するドル指数は0.36%高の104.24。
フェデラルファンド(FF)金利先物市場では11月FOMCでの25bp利下げの確率を約99%織り込んでいる。
日本の3連休を前に、ドル/円は0.60%高の152.94円となった。
英ポンドは0.26%高の1.29632ドル。
暗号資産(仮想通貨)のビットコインは0.57%上昇し6万9531ドルだった。
ドル/円 NY終値 152.98/153.02
始値 152.66
高値 153.09
安値 151.80
ユーロ/ドル NY終値 1.0834/1.0835
始値 1.0860
高値 1.0905
安値 1.0833
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