- 2024/11/02 掲載
米エクソン、第3四半期利益が市場予想上回る 好調な生産量で
利益は86億1000万ドルと、前年同期の90億7000万ドルから減少したものの、石油・ガス生産量の増加などにより1株当たり利益は1.92ドルと、市場予想の1.88ドルを上回った。
第3・四半期のフリーキャッシュフローは113億ドルと、アナリスト予想を上回り大幅に増加したため、配当金を4%引き上げた。
ガソリンとディーゼル生産による第3・四半期の利益は13億1000万ドルと、前年同期の24億4000万ドルから減少。利益率が低下したほか、日量25万1800バレルのイリノイ州の製油所が1カ月近くにわたり停止したことが響いた。
化学品事業の利益は8億9300万ドルと、前年同期の2億4900万ドルから増加した。
キャサリン・マイケルズ最高財務責任者(CFO)は、第3・四半期に「数々の生産記録を達成した」とし、石油・ガス生産量が日量460万バレルと、前年同期比約25%増となったことに言及した。
10月3日、エクソンは原油価格の下落を背景に第3・四半期の上流部門の利益が下振れするとの見込みから1株当たり利益の見通しを引き下げた。LSEGがまとめた市場予想では、1株当たり利益は1.97ドルの見通しだった。
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