Marie Mannes

[ストックホルム ２３日 ロイター] - スウェーデンの高級車メーカー、ボルボ・カーズが２３日発表した第３・四半期決算は、利益が予想を上回った。ただ、市場の低迷が高級車にも及ぶ中、通年の売上高見通しは下方修正した。

第３・四半期の営業利益は５８億スウェーデンクローナ（５億５０００万ドル）で、前年同期の４５億スウェーデンクローナから増加した。

同社は今年の売上高が７─８％増加すると見込むが、これは、７月予想の１２─１５％増からの下方修正となる。第４・四半期はほぼ横ばいになる見通し。

ジム・ローワン最高経営責任者（ＣＥＯ）は「業界が厳しくなっているのは間違いない。高インフレの影響もあり、消費者心理が鈍化し始めている」とし、「多くの人が新車を購入するために自動車ローンを組んでいるが、高インフレがそれに影響を与えているのは明らかだ」と指摘した。