Hiroko Hamada

［東京　２３日　ロイター］ - バンダイナムコホールディングスは２３日、２０２５年３月期通期の連結業績予想を上方修正した。営業利益は前年同期比３９．１％増の１６００億円を見込む。従来予想は１１５０億円だった。デジタル事業で家庭用ゲームの大型ダウンロードコンテンツが世界的にヒットしているほか、トイホビー事業でのプラモデルなど大人向け商品の好調などが業績を押し上げるとみている。

ＩＢＥＳがまとめたアナリスト１６人のコンセンサス予想では、今期営業利益の平均値は１４２０億円だった。通期の売上高は同６．５％増の１兆１５００億円（従来予想１兆０８００億円）、純利益は同３５．８％増の１１００億円（同８１０億円）にそれぞれ見通しを引き上げた。

２５年４月―９月の連結業績予想も上方修正した。営業利益は前年同期比３６．６％増の１１２０億円（従来予想は８２０億円）、売上高は同９．９％増の６１００億円（従来予想５５５０億円）、純利益は同３３．３％増の８００億円（従来６００億円）と予想している。デジタル、トイホビー、アミューズメントなど全ての事業で増収増益を見込む。

同社は８月にも上期の業績予想を上方修正していた。