- 2024/10/03 掲載
FIXER、11月から大阪市に生成AIサービス提供=業務効率化やサービス向上へ
生成AI(人工知能)関連事業を手掛けるFIXERは11月から、大阪市にサービスの提供を始めた。生成AIを活用することで、市の職員が迅速に文書・資料の作成をしたり、必要な情報を正確に得られたりするようになる。これまでは必要な情報の検索や文書作成に時間がかかっていたが、大幅な時間短縮が見込める。職員の業務効率化につながり、市民へのサービス向上にもつながる。
FIXERは生成AIサービス「GaiXer(ガイザー)」を提供している。ガイザーは顧客専用の環境をクラウドに作るため情報流出のリスクが低く、政府や地方自治体、金融機関、病院などで利用されている。今年5月からは外務省に生成AIサービスを提供している。
市の職員が質問すると、ガイザーが大阪市の条例や規則、業務マニュアル、質疑応答集などさまざまなドキュメントを検索して回答を作成する。大阪市の条例・規則・業務マニュアルなどをガイザーに学習させることで、学習していない生成AIよりも精度の高い回答をすることが可能になるという。生成AIを巡っては、AIが事実と異なる回答をする「ハルシネーション(幻覚)」などが課題となっていた。
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