- 2024/10/02 掲載
デフレ脱却へ成長型経済実現、金融政策運営「適切に」=加藤財務相
[東京 2日 ロイター] - 加藤勝信財務相は2日の初閣議後の会見で、「デフレから脱却し、成長型経済を実現しなければならない時期にある」と述べた。物価安定2%目標の持続的、安定的な実現を巡り、市場との丁寧なコミュニケーションを通じ「適切な金融政策運営を期待する」とも語った。
加藤財務相は「経済あっての財政」を基本理念に、「賃上げと投資がけん引する経済成長を実現したい」と強調した。
一方、経済成長と財政健全化の取り組みが重要とも指摘。新政権発足に先立ち、6月に閣議決定した経済・財政運営の指針(骨太方針)に沿って、2025年度の基礎的財政収支(プライマリーバランス、PB)を黒字化させる財政目標を堅持する考えを示した。
国際通貨基金(IMF)・世界銀行の年次総会に合わせて今月下旬に開催される20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に出席するかどうかは「今後、適切に判断する」と述べるにとどめた。27日には総選挙が予定される。
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