- 2024/10/02 掲載
米ボーイング、新株発行で100億ドル以上調達検討=BBG
報道によると、ボーイングはアドバイザーらとともに選択肢を探っており、新株発行には少なくとも1カ月はかかるとの見通しを示した。
ボーイングはブルームバーグの報道へのコメントを差し控えた。
ボーイングのウエスト最高財務責任者(CFO)は今年9月、同社が年内または2025年早期までに借り入れか、新株発行が必要になるかとの質問に直接答えなかった。その上で「第一に、投資適格の格付けを優先したい。そして第二に、工場(の稼働)とサプライチェーン(供給網)を安定化させたい。最後の目標は前日夜の出来事で難しくなった」と語り、3万人を超える従業員によるストライキが続いていることに言及していた。
ボーイングを巡っては、最も売れ筋の機種737MAXのドアプラグが飛行中に吹き飛ぶ事故が1月に発生し、生産低迷のプレッシャーにさらされている。
9月には米西部シアトル・ポートランド地区の国際機械工・航空宇宙産業労働者組合(IAM)に加盟する数千人の従業員がストに突入したことで、ボーイングの財政はさらにひっ迫した。
LSEGがまとめたデータによると、ボーイングは約600億ドルに上る巨額の負債を抱えており、24年上半期の営業キャッシュフローは70億ドルを超える赤字を計上した。また、25年末までに償還と返済の期限を迎える計46億ドル弱の社債と負債を抱えている。
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