Rodrigo Campos

[１６日 ロイター] - 国際金融協会（ＩＩＦ）が１６日公表したデータによると、外国人投資家の８月の新興国株式と債券市場への投資は差し引き３０９億ドルだった。

中国を除く債券市場への資金流入は２７８億ドル、中国債券市場への流入は１４億ドルだった。株式市場への資金流入は１７億ドルだった。中国株からは１５億ドルが流出した。

ＩＩＦのエコノミスト、ジョナサン・フォーチュン氏は「近い将来の米連邦準備理事会（ＦＲＢ）の利下げ観測は既に織り込まれているようで、投資家は多額の資金を新興国債に投資している」と述べた。

地域別では、アジアへの資金流入が１７０億ドル、中南米が９４億ドル、アフリカ・中東が２６億ドル、欧州新興国が１９億ドルだった。

年初からは１８６５億ドルの資金が流入し、債券市場への流入は１６２５億ドルだった。