- 2024/09/13 掲載
米利下げ開始が適切、物価上昇リスク緩和=IMF報道官
[ワシントン 12日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)のコザック報道官は12日、米国の金融政策について、物価上昇リスクが和らいだことから、米連邦準備理事会(FRB)が来週の会合で利下げサイクルを開始するのが適切になるとの考えを示した。
コザック氏は定例記者会見で、IMFは米経済が年内は減速すると予想していると言及。米国のコア個人消費支出(PCE)価格指数の伸びは年末時点で2.5%となり、来年半ばまでにFRBが目標とする2%に戻ると予想しているとし、このところの経済指標を踏まえる上振れリスクは低いと述べた。
その上で「FRBも示唆しているが、こうしたことは緩和サイクルが間もなく始まることを示している」と語った。
同時に「インフレの上方リスクは低減したものの、完全になくなったわけではない」とし、「FRBは今後も経済指標に基づき、利下げのペースと規模を調整し続けなければならない」との考えを示した。
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