【ワシントン時事】国際通貨基金（ＩＭＦ）のコザック報道官は１２日の定例記者会見で、米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）が来週の金融政策会合で利下げ開始を決める見通しとなっていることについて、インフレ上振れリスクの後退と労働市場の鈍化を踏まえ、「妥当」との見解を示した。

コザック氏は、米経済は減速するが成長を続けると予想。インフレに関しては、ＦＲＢが重視する個人消費支出（ＰＣＥ）物価指数の前年同月比の伸び率が、来年半ばまでに目標の２％へ低下すると見込んだ。

その上で「ＦＲＢが示唆しているように、すぐに金融緩和サイクルを始めることが妥当だとみている」と話した。

【時事通信社】 〔写真説明〕記者会見するコザック国際通貨基金（ＩＭＦ）報道官＝１２日午前、ワシントン市内