- 2024/07/29 掲載
エーザイ株が急落、欧州での認知症薬「レカネマブ」 の承認否定勧告を嫌気
「日米などでは、承認したうえで使用対象を絞り込む流れで、欧州でも承認はされるとみられていたため、ネガティブサプライズといえる」(東海東京インテリジェンス・ラボの赤羽高シニアアナリスト)との見方が聞かれる。欧州委員会はEMAの見解に沿った決定を下すことが多い。
欧州当局は、認知機能低下を遅らせる効果が、脳腫脹などの重篤な副作用のリスクに見合わないとした。市場では「費用対効果を慎重にみて、時期尚早という判断だろう」(東海東京の赤羽氏)との受け止めがある。
エーザイとバイオジェンは再審議を求めると表明。ただ、当局にどのような情報を提供するかは明らかにしなかった。レカネマブは日本のほか、米国、中国、香港、イスラエル、韓国で承認されている。
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