- 2024/07/12 掲載
ストラテジックCと旧村上ファンド系、ダイドー全株を売却
[東京 12日 ロイター] - アクティビストのストラテジックキャピタル(SC、東京都渋谷区)と旧村上ファンド系の南青山不動産(同)がダイドーリミテッド株の保有比率をゼロ%にしたことが12日提出の変更報告書で分かった。従来の保有比率はそれぞれ24.85%、5.14%(共同保有者含む)だったが、5日付でゼロとなった。
ダイドーを巡っては、南青山不動産が4日の日中に大量保有報告書を提出し、同日夜にはダイドーが配当の大幅引き上げと自社株買い計画を公表したことを受け、5日は株価が急騰していた。
ダイドーの実質的な筆頭株主だったSCは、本業のアパレル事業が長期にわたって不振を続けていることを問題視して6月27日の株主総会で取締役選任の株主提案を行い、一部が可決された。新経営陣が決めた配当の大幅引き上げなどは「(SCから)提案したものでも、事前に同意したものでもない」とのコメントを発表していた。
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